大切なマイホームは、できるだけ長く良い状態を保ちたいと思いますよね。
しかし屋根については、家の耐用年数に大きく関係するのにも関わらず、自分では簡単に状態をチェックできない場所です。
屋根はきちんと点検をしなければひび割れの有無などがわからず、放っておくと大切なわが家の資産価値を低下させることになりかねません。
この記事では、屋根リフォームの必要性やひび割れの対処方法などを詳しく解説します。
まだ屋根の点検をしたことがないという方は、ぜひチェックしてみてください。
■屋根のひび割れがマイホームの資産価値・耐震性を下げる!?
屋根のひび割れは、放っておくと大切なマイホームの資産価値や耐震性を下げる原因となります。
ここでは屋根のひび割れが起こる原因と、なぜ資産価値や耐震性を下げてしまうのかについて解説します。
・屋根のひび割れの原因
屋根のひび割れが起きる原因は、主に「経年劣化」と「外部からの衝撃」です。
屋根は常に紫外線や風雨にさらされており、どうしても月日の経過とともに色褪せや塗装の剥がれなどの「経年劣化」が生じてしまいます。
屋根塗装が劣化すると屋根材が雨水を吸収して膨張し、太陽の熱で乾燥したところから収縮するため、ひび割れが起こりやすくなります。
また、「外部からの衝撃」とは、主に飛来物による破損です。滅多にあることではないものの、台風や強風で硬いものが飛んできた衝撃によって、ひび割れが起きてしまうケースです。
・放っておくと資産価値・耐震性が低下
屋根にひび割れが生じている状態を放っておくと、ひび割れの部分から雨水が防水シートを破損して内部に流入してしまいます。
雨水が流入した状態が続くと家の基礎部分が腐食し、耐震性を低下させてしまいます。
このように耐震性が下がった住宅に暮らし続けるのは、地震大国である日本では大きなリスクであり、怖さを覚える方もきっと多いのではないでしょうか。
耐震性は、資産価値を評価する際に重要なポイントのひとつです。
耐震性が低下した状態では資産価値も低下してしまうことを理解しておきましょう。
■人の目では確認しづらい屋根部分、プロが定期健診
外壁のひび割れは目視で発見しやすい一方で、屋根のひび割れは日常では気づきにくいものです。
人の目では確認しづらいことから、屋根のひび割れに気づかずに放置してしまうケースは少なくありません。
ここではプロに依頼すべき理由と、素人が確認することの危険性について解説します。
・信頼できる業者に点検を依頼することが大切
屋根はプロの目線で点検をしてもらうことで、適切な対処が可能になります。優良な業者であれば、ひび割れの箇所や状態を的確に把握し、状態に合った提案をしてくれます。
依頼する業者は、屋根工事の実績が豊富なところを選ぶのが大切です。
屋根工事といっても様々な種類の工事があるため、葺き替えやカバー工事、補修、交換、塗装といった全ての事例があるかを事前に確認しておきましょう。
実績豊富な業者に定期的な点検を依頼すれば、耐震性や資産価値を低下させてしまう前に適切な処置をしてもらえるので安心です。
・素人が確認するのは危険
業者に依頼しなくても、ひび割れなら自分の目でも確認できるという誤った認識は危険です。
屋根は高所のため、素人がハシゴなどを使って確認するのは転落などの大事故に繋がりかねません。
転落によって骨折や下半身不随、ましてや死亡事故に繋がる可能性もあるため、自力での確認は絶対に避けてください。
屋根の点検は、経験豊富なプロに任せましょう。
■屋根リフォームで劣化した金属屋根・瓦屋根を新品に仕上げ、家の資産価値を守る
屋根のひび割れは、そのままにしておくと資産価値の低下に繋がります。
大切な家の資産価値を守るためにも、状態に合った屋根リフォームを適切に行うようにしましょう。
ここでは屋根リフォームの方法をケース別に紹介します。
・衝撃によるひび割れの場合
台風や強風時の飛来物など、外部からの衝撃によるひび割れの場合は、破損箇所の「補修」または「交換」を行います。
ひび割れた部分をコーキングして補修したり、破損した部分の屋根材だけを交換したりして修繕します。
・経年劣化によるひび割れの場合
経年劣化によるひび割れの場合は、塗装が劣化しているため「補修」と「塗装」の両方を行う必要があります。
まずひび割れた箇所を補修してから、全体を塗装します。
再塗装することで、屋根材の防水性を取り戻すことが可能です。
・ひび割れが広範囲の場合
ひび割れが広範囲にわたって起きている場合は、屋根材の耐久性が低下しているサインです。
補修や塗装をしてもまたすぐに割れてしまう可能性が高いため、「葺き替え工事」または「カバー工事」が必要になります。
「葺き替え工事」とは屋根材と下地の全てを交換して新しいものにする工事。
「カバー工事」とは今ある屋根の上に新しい屋根を重ねる工事です。
どちらの工事にするかは、家の状態や予算に応じてリフォーム業者としっかり相談しましょう。
■屋根リフォーム時に内部の防水シートも張り替え、耐水性を新築時と同様に
屋根全体の耐水性には、屋根材自体の耐水性はもちろん、内部の防水シートも重要な役割を担っています。
ここでは防水シートの耐用年数や張り替えの重要性について解説します。
・防水シートの寿命
屋根に使用される防水シートには種類によってそれぞれ耐用年数が異なります。
主なものでは塩化ビニールシートの耐用年数が10~20年程度、ゴムシートの耐用年数が10~15年程度とされています。
しかし立地や環境などによって寿命に差が出ることがあるため、注意が必要です。
寿命を迎えた防水シートをそのままにしておくと、屋根材にひび割れや破損が生じた際に雨水が建物内部へ侵入してしまい、雨漏りや腐食の原因になってしまいます。
家の資産価値を低下させないためにも、屋根材だけではなく防水シートの寿命も気にかけることが大切です。
・屋根リフォーム時に防水シートも交換するのがおすすめ
一般的に屋根材よりも防水シートの方が耐用年数が短いため、屋根リフォームの際には防水シートも一緒に交換するのがおすすめです。
防水シートの破損箇所だけを部分補修する方法もありますが、既存部分の防水シートが寿命を迎えてしまえば、いずれは全体の交換が必要になります。
屋根リフォームで屋根材を新しくするタイミングで防水シートまで一新することで、屋根全体の防水性を新築時のように一気に高めることができます。
せっかく屋根リフォームをするのであれば、ぜひ防水シートも一緒に交換しましょう。
■まとめ
屋根は家の耐久性に大きく影響するにも関わらず、素人では劣化を確認するのが難しい場所です。
劣化を放置して家の資産価値を低下させないためにも、定期的にプロへ点検を依頼し、適切なリフォームを行うようにしましょう。
株式会社ゼストは、栃木県那須塩原市を拠点に屋根リフォームをはじめとした外装リフォームのスペシャリストとして、お客様に「便利」をお届けしていきたいと考えています。
屋根の点検から下地工事、屋根の本体工事まで、住まいの美観と機能性を向上させる屋根リフォームをご提案いたします。
定期的なメンテナンスなどのアフターフォローも充実しております。
お住まいのことで何か気になることがありましたら、些細なことでもお気軽にご相談ください。