屋根職人の魅力とは?やりがいを紹介します!

皆さま、こんにちは。栃木県那須塩原市で、屋根・外壁リフォームおよび太陽光パネル工事を取り扱っている、株式会社ゼストです。


弊社が扱っている屋根リフォームは、屋根職人と呼ばれる職人の手で施工されています。屋根職人は、屋根全般の工事を請け負っている人物であり、安全な工事の施工には熟練した技術と知識が必要です。


この記事では、屋根職人の仕事にスポットを当て、魅力ややりがいを紹介します。屋根職人の仕事に興味がある方は、ぜひ最後までご一読ください。




■屋根職人とは?



最初に少し触れたように、屋根職人とは屋根全般の工事を請け負う職人をさします。屋根工事を請け負う職人は、屋根の素材や作業内容によって以下の3つに分類できます。屋根工事を手掛ける業者によって得意分野が異なるのが実状です。


なお、国土交通省が公共工事の積算のために建築職人の賃金を調査するにあたって、屋根職人のうち屋根ふき工(瓦屋根職人)と板金工(金属屋根職人)の2つが定義に含まれています。


(参考:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001464445.pdf)



・瓦屋根職人


瓦ふき・スレートふき・土居ぶきなどの屋根を専門に取り扱う職人です。昔ながらの瓦から近年主流となっているスレート屋根まで、あらゆる瓦を扱います。


なお、神社仏閣にある本葺き瓦は、葺くことができる職人の数がとても少なく、一般の瓦屋根職人では施工ができない場合もあります。このため、専門の職人に問い合わせるのが安心です。



・金属屋根職人


金属製の屋根の工事を専門とする職人です。もともとは樋の修理を専門にしていましたが、金属屋根の人気の高まりから屋根工事でも技術やスキルを発揮するようになっています。スレート屋根は、金属屋根職人でも施工可能です。


金属屋根は、素材・形・葺き方などがさまざまであり、現場の気候や屋根の形・予算などに合わせて適切に選ぶことが重要です。



・塗装職人


塗装職人は、瓦屋根職人や金属屋根職人と少し異なり、屋根をメンテナンスする目的で作業を行います。経年劣化した屋根は塗装が剥がれ、性能を発揮できなくなるためです。


塗装工事のできばえは塗装職人の腕にかかっており、屋根の素材・劣化状況・気温・温度などの条件に合った施工が求められます。




■屋根職人に必要な知識・スキル



屋根職人になるには、必要な知識やスキルが数多く存在します。その中でも、特に取得しておきたい資格を紹介します。



・かわらぶき技能士


国家資格のひとつであり、瓦屋根の工事を施工する職人であれば取得をめざしたいところです。資格がなくとも作業は可能ですが、資格を取得した方がお客様に安心感を与えられます。


試験は1級から3級に分かれており、1級は難易度が最も高くなっています。1・2級は、受験資格として一定期間の実務経験が必要です。



・瓦屋根工事技士


瓦に関する幅広い知識が求められる資格であり、国土交通大臣から認定されています。屋根工事の施工に必要な知識に加え、建築や安全についての知識や法規などが問われます。


試験の前には、全瓦連(一般社団法人全日本瓦工事業連盟)が実施している研修の受講が推奨されています。試験の合格後は、5年ごとの更新が必要です。



・建築板金


屋根の葺き替えやカバー工法による屋根工事を施工するのであれば、建築板金の資格を取得しておくと安心です。1級から3級に分かれており、1級と2級の受験には所定の実務経験が必要です。3級の受験は実務経験が求められないため、初心者や学生でも受験できます。



・塗装技能士


かわらぶき技能士同様、国家資格とされています。建築・木工・金属・噴霧・鋼橋の5つに分かれており、それぞれ1級と2級に分かれています。


建築板金同様、1級と2級の受験は実務試験が求められ、3級は実務試験がなくとも受験可能です。塗装技能士の資格は、屋根塗装工事に必須ではありませんが、取得しておいた方がスキルを証明できます。




■屋根職人の魅力ややりがい



屋根職人の魅力は、何と言っても日本の伝統である屋根の建築文化を守ることです。雨が多い日本では、伝統的な日本建築の屋根に勾配と軒がついており、見た目の美しさを重視すべくさまざまなデザインが施されています。創造性や感性を駆使して、これらのデザインや表現をすることは、屋根職人にとっての大きなやりがいにつながります。


また、複雑な形状をした屋根は、加工に職人技が必要です。職人技の習得には長い期間が必要である分、難しい作業ができるようになった時の喜びはひとしおです。


自分自身が屋根工事に携わった建物は、数十年にわたって多くの人の目に触れることになります。自ら手掛けた仕事が形となって残り続ける点も、屋根職人の大きな魅力です。


施工する建物は、2つとして同じものがなく、屋根も多彩なデザインや種類があります。現場ごとで作業内容を工夫したり、新しいデザインに挑戦したりする場合も多く、日々チャレンジが続くやりがいを感じられます。




■屋根職人になるためには?必要な素質は?



屋根職人になるには、屋根工事を扱う仕事に入社し、研修を受け見習いとしてスタートします。ある程度の基礎知識を覚えたのち、親方の手伝いや材料の運搬などを通して現場の仕事を覚えます。


目安としては、入社後半年程度で屋根材の下に貼る防水シートを貼る作業ができるようになります。1年程度経つと、瓦を正確な位置に取り付ける割付の作業ができ、2年程度経つと一通り仕事ができるようになる人が多いです。


屋根職人は肉体労働であるため、体力を持っていることが絶対条件と言えます。最も軽い金属屋根であっても、1㎡あたりの屋根の重さはおよそ5kgから6kgあり、30坪の建物ではおよそ600kgにも達します。瓦屋根になるとさらに重くなり、金属屋根の10倍に達するほどです。これだけの重さの屋根材を運ぶのは、体力が欠かせません。


また、高所での作業が続くことから、高い場所に抵抗を感じないことも重要な条件です。安全を確保するため専門の足場を組むものの、安全に対する意識をしっかり持ち、高所作業に集中する時間帯とリラックスする時間帯とでメリハリをつけて、作業をこなすことが大切です。




■まとめ


屋根は、雨風や紫外線が日々直接当たり、建物の中でも劣化が早く進みます。適切な作業により屋根の寿命を延ばすには、屋根職人としての知識と経験が必要です。


屋根職人を目指し仕事に取り組みたい方・屋根職人についてさらに知りたい方は、株式会社ゼストまでお気軽にお問い合わせください。



株式会社ゼストは、栃木県那須塩原市を拠点とし、栃木県全体で屋根工事を施工している会社です。年功序列制ではなく、実力主義をモットーとしており、屋根職人としての腕を試したい方に最適な職場環境をご用意しています。


経験者はもちろんのこと、未経験者も先輩スタッフの指導により、一人前を目指すことができますので、基本的なマナーを守りやる気を持っている方であればどなたでも大歓迎です。経験者の方で、建築板金の資格を持っている方は即戦力として仕事をお願いします。


専門性の高い屋根職人の仕事を極め、自分自身のスキルを高めたいと考えている方は、まずは弊社までお気軽にご連絡ください。